2013年01月11日

コニファー 針葉と鱗葉


去年暮れのことですが、ご近所の生垣を庭師の方が剪定に来ていて、
切り落とした枝がコニファーだったのととても香りが良かったので、
自分でリースを作ろうと落とした枝を分けてもらって来ました。

枝を拾いながら気付いたのですが、生垣に使われている貝塚伊吹(カイヅカイブキ)は
1本の木の中に枝によって針葉と鱗葉の2種類が混在しているんです。
そんな植物を見るのは初めてで面白かったので調べてみました。



                    貝塚伊吹(カイヅカイブキ)
                    ヒノキ科 Cupressaceae ビャクシン属 Juniperus ビャクシン chinensis
                    学名 Juniperus chinensis 'Kaizuka'
                    樹高 20m
                    USDA Zone  4 (-34.4 ~ -28.9 C)
                    その他:暴風域など風よけに使える。


   
コニファー 針葉と鱗葉

貝塚伊吹の鱗葉(左)と針葉(右)

刈り込んだ後など新しい枝に針葉が出て、古い枝には鱗葉が付く。
針葉は痛くて触る時は要注意、鱗葉は全く痛くない。
でも、どちらも葉を手の平で握って滑らせると良い香り~♪



↓ 以下、鱗葉と針葉の比較

コニファー 針葉と鱗葉コニファー 針葉と鱗葉





コニファー 針葉と鱗葉コニファー 針葉と鱗葉




コニファー 針葉と鱗葉コニファー 針葉と鱗葉

鱗葉の枝は、枝の表面も鱗状態、
一方、針葉の枝には針のようなものがあって間隔が開いている。

1年目のトゲでツルツルお肌の枝がどうやったら2年目のように鱗の表面になるんでしょうね。
植物って不思議。


ところで鱗葉のこと、そのまま「うろこは」って読んでいました。^^;;
正しくは「りんよう」って読むんだそうです。


ナシの近くに植えると赤星病を媒介する為、赤星病防止条例によって植栽規制がされているところもあるそう。
植える時にはそういうことも気をつけなくちゃならないんですね。
未来の庭に洋ナシを植えたいと思っていたんですが、洋ナシとビャクシンは一緒に植えちゃダメっていうこと!?
あちゃ~!


。。で、貝塚伊吹のリースはどうなったかって?
はっはっは!(笑ってごまかせ♪ 汗。)



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Posted by Napoli at 15:22 │毎日のこと
この記事へのコメント
うろこば… ゴメンナサイ、笑っちゃいましたw
黙っていれば誰にも解らないのにブログで披露しちゃうNapoliさんが好き♪

梨の天敵、サビ病(赤星病)の中間宿主になるから
梨農園の傍に植えちゃダメって話、私も以前読んだことがあります。
洋梨もやっぱりダメなんでしょうね~
Posted by shimeji at 2013年01月14日 00:30
♪shimejiさん、おはようございます!

ははは、笑ってくださいませ~。
私、漢字弱くて~。^^;;
でも、素直な性格でしょ?(爆)

針葉樹は初めて目覚めて、
これまで葉っぱと言えばバラなどの平べったい普通の葉っぱか、
針葉樹は松みたいは針葉しか無いんだと思っていました。
鱗葉というものを初めて知って、そしたら楽しくなってしまって
今のめり込んでいます。(笑)

考えてみたらコニファーのゴールドクレストも鱗葉なんですよね。
これは前に我が家にもあったのに、気が付かなかった、というか全く意識していなかったんですよね。

ゴールドクレストはこすると手に移る香りが爽やかで好きなんですけど、
調べると日本の気候にはあまり合わないようで。。。
数年すると枯れる確率が高いって書いてあるのを見て、欲しいけど今一歩手が伸びないんです。
だけどご近所さんで数年どころじゃない立派な大人におなりになったゴールドクレストもお見掛けするし。。
香りを楽しむ用に小っちゃいのお迎えしちゃおうかな~。w

サビ病(赤星病)の話、いろんなことがあるんですね。
コニファーと梨って何の関係も無さそうに見えて、実はそんな秘密の関係だったとは!
洋ナシもやっぱり梨でしたか~。(笑)
私はアンズ&りんご、主人は洋ナシ、って楽しみにしてるんですけど。。。
でも、こういうことって知っておかないといけないことですよね。
コンパニオンプランツで一緒に植えると良いのもあれば、逆もあるんですね。
ご近所に梨農園等は無かったように思うんですけど、
先ずは植える前にチェックすることが大切ですね。
。。って言うか、標高高くて寒いので耐寒性の問題で無理だったりして。。^^;;
Posted by Napoli at 2013年01月14日 09:43