コニファー 針葉と鱗葉

Napoli

2013年01月11日 15:22


去年暮れのことですが、ご近所の生垣を庭師の方が剪定に来ていて、
切り落とした枝がコニファーだったのととても香りが良かったので、
自分でリースを作ろうと落とした枝を分けてもらって来ました。

枝を拾いながら気付いたのですが、生垣に使われている貝塚伊吹(カイヅカイブキ)は
1本の木の中に枝によって針葉と鱗葉の2種類が混在しているんです。
そんな植物を見るのは初めてで面白かったので調べてみました。



                    貝塚伊吹(カイヅカイブキ)
                    ヒノキ科 Cupressaceae ビャクシン属 Juniperus ビャクシン chinensis
                    学名 Juniperus chinensis 'Kaizuka'
                    樹高 20m
                    USDA Zone  4 (-34.4 ~ -28.9 C)
                    その他:暴風域など風よけに使える。


   


貝塚伊吹の鱗葉(左)と針葉(右)

刈り込んだ後など新しい枝に針葉が出て、古い枝には鱗葉が付く。
針葉は痛くて触る時は要注意、鱗葉は全く痛くない。
でも、どちらも葉を手の平で握って滑らせると良い香り~♪



↓ 以下、鱗葉と針葉の比較














鱗葉の枝は、枝の表面も鱗状態、
一方、針葉の枝には針のようなものがあって間隔が開いている。

1年目のトゲでツルツルお肌の枝がどうやったら2年目のように鱗の表面になるんでしょうね。
植物って不思議。


ところで鱗葉のこと、そのまま「うろこは」って読んでいました。^^;;
正しくは「りんよう」って読むんだそうです。


ナシの近くに植えると赤星病を媒介する為、赤星病防止条例によって植栽規制がされているところもあるそう。
植える時にはそういうことも気をつけなくちゃならないんですね。
未来の庭に洋ナシを植えたいと思っていたんですが、洋ナシとビャクシンは一緒に植えちゃダメっていうこと!?
あちゃ~!


。。で、貝塚伊吹のリースはどうなったかって?
はっはっは!(笑ってごまかせ♪ 汗。)


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